2017/05/18

超低金利時代の教育費はどう貯めるのがよいのか

 

教育費いくら準備する?

将来大きな額の出費がやってくる学費の準備はできれば1歳までにはスタートさせておいた方がよいです。
ひと昔前なら生命保険会社の学資保険や低解約型終身保険で準備できましたが今はどうでしょう。

ここでは大学入学に向けていくら準備するか考えてみます。
データを見ると自宅からの通学で私立医歯系以外なら500万円を目標にすれば奨学金を利用するにしても返済の負担は軽そうです。
準備金額は多ければ多い方がいいですが現実的な金額で設定してみます。
それでもお子様二人だと1000万円です。
くわしはこちらです。教育費と奨学金のデータをまとめてみました

 

準備期間は15年くらいでそれぞれの利回りを確認

 

この超低金利で15年間積み立て預金をした場合

毎月1万円を0.01%で15年間積み立てたシュミレーションです。

知るぽると:金融広報中央委員会 シュミレーションページより

これは悲しいほど増えないですね。100.0564%です。
ですがメリットとしてはいつ積立を止めても積み立てた額が減って返ってくることはありません。

2017年3月末に大きな予定利率変更があった低解約型終身保険

この保険で学資積立をされていた方も多くおられるのですが残念ながら魅力は少なくなりました。
少なくなった魅力を確認します。
この保険はご両親の年齢で試算します。

A社の例1)30歳のお父様 死亡保障230万円

15年支払総額 解約時の返戻金 返戻率
1,836,180(月払合計額) 1,854,674 101.007%
1,802,115(年払合計額) 1,854,674 102.916%

A社の例2)30歳のお母様 死亡保障240万円

15年支払総額 解約時の返戻金 返戻率
1,838,520(月払合計額) 1,861,584 101.254%
1,804,470(年払合計額) 1,861,584 102.916%

普通の積立と比べると月払でも少し差がつきますので一見良さそうに見えます。
ですが重要なデメリットがあります。
それは払込が終わるまで低解約期間ですので払込完了前に解約すると支払った額よりも減って返ってきます

いまこの商品を取り扱う保険会社は減ってきていますが、数社残っていますので検討してみるのも良いですが必ず設計書でデメリットを確認して下さい。
そして保険ですから死亡保障もあります。(本来はこっちがメイン)
解約するとそれも無くなりますので要注意です。

 

学資保険の確認

B社の例1)30歳のお父様

14歳までの支払総額 受取総額(祝金+満期金) 返戻率
1、926,456(月払合計額) 2,000,000 103.817%

B社の例2)30歳のお母様

14歳までの支払総額 受取総額(祝金+満期金) 返戻率
1、921,584(月払合計額) 2,000,000 104.080%

年払を調べることができなかったのですが、低解約終身保険よりも返戻率は高いですね。
学資保険も満期時に支払った金額を下回るようなものもあるので健闘している商品だと思います。
なぜ支払った金額を下回るのかというと契約者の保障をするからです。
では保障を無しにして契約すれば良いのですが保険会社によっては契約者の保障なしでは販売しない会社もあります。
それだけ超低金利に四苦八苦しているのですね。
会社ですから利益も出さないといけませんし。

リスクを軽減しながらリターンを狙う

商品の分散

準備するとしたらどの商品を選べばよいのか考えると、大学資金を準備するのには最後の学資保険でも低金利すぎます。
方法としては低解約終身保険・学資保険のどちらか一つと少しリスクを取るような変額保険又は投資信託、ドル建ての保険を組み合わせて運用することをお勧めします。

投資時間の分散

元本割れするリスクはありますが変額保険や投資信託なら「ドルコスト平均法」を使いリスクの軽減をします。
「ドルコスト平均法」の記事はこちらです。投資方法でドルコスト平均はそんなに悪くない方法だという経験しています
ドル建ての保険は予定利率が高めなので早めに払込を終わらせて運用しておきます。
全ての学資資金をリスクにさらすのはダメですが増やすこともきちんと考えましょう。

期待利回りを確認

15年間毎月25,000円を積立て年利2.5%で運用できたら500万円に手が届きます。
2.5~3%で運用したいですね。


知るぽると:金融広報中央委員会 シュミレーションページより

 

運用の注意ポイント、基本のき

中長期で資産運用するなら一般的には一つの商品に資金を固めてしまわない方が良いのです。
投資の格言で「卵を一つのかごに盛るな」というのがあります。
金融関係者の中では有名は格言です。

卵は資金でかごは株式銘柄です。もし一つの銘柄にしか投資していなかったらその銘柄(会社)が倒産すれば投資資金は0円になってしまいます。
投資信託は0円になることはないですが、運用資産によっては損失のまま償還されてしまうかもしれません。
私としては超低金利時代の預金も卵の一つだと思います。
もしすべての資産を預金だけにしていたらお金の価値は下がってしまい予定していた学費が値上がりしていて追いつかなくなる可能性もありますから。
0円にはならないですが。

これからは教育費に限らず資産運用をしていかないといけない場面に遭遇することがあると思いますので、この格言は頭の片隅に置いておいて下さい。

卵は一つのかごに盛るな(分散投資を心がけましょう)

番外

ここのところ国が「子供保険」を検討し始めました。
「教育国債」ではなく国民の健康保険料などに上乗せして高等教育や幼児教育の財源に充てるかもしれないとか。
どんな風になるのか全然わからないですが、もし大学や専門学校までが無償になると私的な塾への費用が増大しそうですね。

因みに私は教育費準備は変額保険だけでしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です